年収が下がっても「転職してよかった」と笑える人の共通点。元人事が知っている『我慢料』の正体
年収が下がっても「転職してよかった」と笑える人の共通点。元人事が知っている『我慢料』の正体
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「年収ダウンの転職は失敗」 もしあなたがそんな周囲の言葉や、世間の常識に縛られているとしたら、そのパラダイムは少し古いかもしれません。
私は都庁で28年間、人事や議会対応、立ち退き交渉といった組織の根幹とヘビーな最前線を歩んできました。かつて何千人のキャリアや評価と向き合ってきましたが、額面上の給与が高くても、心がすり減り、休職に追い込まれる優秀な人たちの姿を数多く見てきました。
一方で、これまでの立場を変え、額面が下がっても「今が一番幸せです」と晴れやかな顔で次のステージを歩んでいる人たちも確実に存在します。
今回は、組織の力学を知り尽くした元人事の視点から、「賃金以外の報酬」を味方にしてキャリアの最適化に成功する人の共通点をお話しします。
1. 高い給与の正体は「理不尽への我慢料」という現実
大企業や官公庁の冷徹なロジックでお話しすると、高い給与の多くは「理不尽への我慢料」として設計されています。 組織の歯車として、意に沿わない突然の異動、深夜に及ぶ議会対応、あるいは理不尽な人間関係を受け入れる対価です。
厚生労働省の「就業形態の多様化に関する総合実態調査」などの行政データを見ても、働く目的は年々多様化しています。特に30代後半から50代は、経済的安定のフェーズから「社会への貢献実感」や「自分らしい働き方」へと価値観がシフトする時期です。
「この給与は、自分が自分らしくいられないことへの対価ではないか?」 そう気づいたときから、本当の意味でのキャリアデザインが始まります。
2. 「組織の看板」を外したときに残るもの
安定した立場を捨てる、あるいは環境を変える際、周囲からは「外では潰しが効かない」と言われることもあるかもしれません。特に一つの組織に長く身を置いていると、その不安は強くなるものです。
しかし、私が数多くの職員を見てきて確信しているのは、「組織特有の業務」だと思っていることの多くは、場所を変えれば強力な武器になるということです。
日々当たり前に行っている組織間の調整力、緻密な文書作成力、あるいは複雑な利害関係を紐解く交渉力。これらはどこへ行っても即戦力となる「ポータブルスキル(持ち運び可能な強み)」に他なりません。
年収の額面だけで測れない「自分の腕一本で生きられるスキル」を実感することこそが、人生における最大の安心材料になります。
「伝え方コミュニケーション検定」の詳細を見てみる3. 「どんな感情で一日を終えたいか」を書き出す
私はここで「お金なんて関係ない、やりがいが大事だ」ときれい事を説くつもりはありません。生活の基盤を無視して進めないその葛藤こそ、あなたが自身の人生に責任を持とうとしている誠実さの証だからです。
ただ、キャリアの選択肢を「給与額面」だけで絞り込むのは、あまりにももったいない。
年収ダウンを恐れず、次のステージで笑える人は、給与明細には載らない「自由な時間」「裁量権」、そして「自分の意思で人生をコントロールしている感覚」を自分の報酬系に組み込めています。
明日からできる具体的な一歩として、ノートを開き、「いくら稼ぎたいか」ではなく、 「どんな感情で毎日を終えたいか」 を箇条書きにしてみてください。
「穏やかに家族と夕飯を食べたい」 「自分の立てたロジックで、誰かに直接ありがとうと言われたい」
その素直な感情を満たせる環境こそが、あなたにとっての正解です。
規模の大小や額面だけで、自分の人生の価値を測らないでください。守られた立場を守るべきか、それとも外へ飛び出すべきか、正解は一つではありません。あなたが心から納得して選んだ道なら、それは間違いなく「大成功のキャリアデザイン」なのです。
[Amazonアカウントで簡単申込!「Amazonの宅配買取」で部屋もキャリアも断捨離してみる]【出典元】 厚生労働省「令和6年 就業形態の多様化に関する総合実態調査」
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